ヘーリット・トーマス・リートフェルトインテリア探訪『ヘーリット・トーマス・リートフェルト 637 ユトレヒト』先日カッシーナAOYAMAで 出合った巨匠の作品! ソフトで柔らかい布地が組み合わさり なんとも言えない チェアデザインが生まれた。 直線的で硬質的なデザイン! ヘーリット・トーマス・リートフェルト 1950年の作品 『637 ユトレヒト』 ヘーリット・トーマス・リートフェルトの作品群ではジグザグチェア、レッド&ブルーチェアが有名ですが カッシーナで拝見した 『637 ユトレヒト』 オークション等で見たことがあるタイプと少し違ったのは やはり布地の張り合わせ部分の縫い目がそれぞれの面のイメージを 強調している ところなんですが そのことで少し印象が違って見えたのかもしれない。 時代をこえて 輝き続けているチェア 『637 ユトレヒト』 《ヘーリット・トーマス・リートフェルト Rietveld, Gerrit Thomas》 1950年 オランダ・ユトレヒトに生まれ。父の元で修行後独立し、家具工場を経営。デ-ステイル運動のメンバーである。近代建築および近代家具のデザインに強い影響を与えた。 1908年に初めての作品をデザインする。1918年には彼の代表作であるレッドアンドブルーチェアをデザイン、1923年にバウハウス展示会でこのレッドアンドブルーチェアは発表された。 1920年代には、試験的に繊維板・合板の家具をデザインする。景気が後退した時には、梱包用の木箱を使って低いコストでつくる家具もデザインした。 後には、アルミやメタルなどの素材を使ってみるものの、結局は、彼の一番のお気に入り素材の木に立ち返った。 |